前回のブログは、予想以上の反響でした。
いつも拙い文章で申し訳ないですが、お読みいただいた方々、ありがとうございます。
まだの方は下記のリンクからお読みください。
タイトルにある〇〇ですが、「うつ」になりやすくなります。
なんで(゚Д゚;)?
後述しますね。
さて、現在6人に1人の割合で発症している「緊張型頭痛」ですが、実は頭痛にはいくつも種類があるのでまずはそちらを挙げていきたいと思います。
①緊張型頭痛
②片頭痛(偏とは書かない)
③三叉神経・自律神経頭痛(TACsタックス:群発頭痛、発作/持続性片側頭痛、短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT))
他にも
穿刺様頭痛、咳嗽性頭痛、労作性頭痛、性行為随伴頭痛、睡眠時頭痛、新規発症持続性連日性頭痛などあります。
上記に挙げたものはいわゆる【一次性頭痛】と呼ばれています。
一次があれば二次もあります。
こちらは緊急を要する頭痛で、よく知られるクモ膜下出血によるものなど。
まだほかにもたくさんありますが、ここでは省略しますね。
そして緊張型頭痛は国際頭痛分類第3版により以下の3つに分類されます。
Ⅰ. 稀発反復性緊張型頭痛・・・1ヵ月に1日未満の頭痛が10回以上
Ⅱ. 頻発反復性緊張型頭痛・・・3か月を超えて1ヵ月に1~14日(年間12日以上180日未満)の頻度で起こる頭痛が10回以上
☆上記二つの特徴は頭痛が両側性であること、日常生活で増悪しないこと
Ⅲ. 慢性緊張型頭痛・・・3か月を超えて1ヵ月に15日以上(年間180日以上)の頻度で起こる頭痛が10回以上。
☆上記の頭痛は、光や音、軽度の悪心がどれか1つあり、中等度または重度の悪心がないこと
緊張型頭痛は軽度なものが多いですが、痛みの不安から常習的に頭痛薬を服用されている方が多く、逆に使用過多による頭痛を引き起こします(MOH)
私の患者さまでも常習的に服用されている方が数名います。
緊張型頭痛の論文がありましたので、ご紹介していきます。
緊張による頭痛のメカニズムは、末梢性と中枢性両者によるものと推測されています。
緊張型頭痛は末梢性と深く関係していて、皆様がよく感じられる頭頚部の筋肉が凝ることによって頭まわりの筋膜に痛みが伝わること。
一方中枢性は(難しい専門用語は使わずざっくり説明します)末梢性のものが長期間続くと、セロトニンの分泌量が減り痛みが増します。
このセロトニン、幸せホルモンとも呼ばれていますが不足すると......
精神にまで作用してしまいます
これがまさにタイトルに繋がるのですが、
緊張型頭痛の患者様は、うつや適応障害など精神疾患を合併している割合が多いです。
なので治療家がお薬を患者様にお聞きした際に、抗うつ薬を服用されていた場合には特に治療や接客は気をつけたほうがいいです。
いかに安心させてあげられるかがポイントになります。
おまけ
頭痛体操というものがあります。
かんたん1日2分。僧帽筋をよく動かす体操になります。
片頭痛にも効果があるみたいなので、ぜひ試してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
鍼灸マッサージ院POWER
参考文献
著作:工藤雅子 2019 緊張型頭痛の治療
監修:坂井文彦 頭痛体操
アプリ:筋肉とキネシオロジー
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