前回は、「肩こりって本当に血流が悪いの?」というブログを書きました。
以下のリンクからどうぞ☟
先日、肩こりがひどすぎて嘔吐したという患者様がおりました。
触ってみると確かにすごい硬いんですけど
感覚的にハリボーをめっちゃ硬くした感じ。硬いんだけど弾力がある感じ。伝わるかな。
はい、今回は肩こりから派生する症状:吐き気がなんで起こるのかを神経的に解説していくのですが、その前に色々と調べてみました。
「姿勢の問題」
「血流の問題」
「筋肉の問題」
上記の問題が、たくさん出てきました。
神経の繋がりで解説しているものは1つも見つからなかったです。
患者様やブログ読者に向けてだと、そういう説明の仕方のほうが頭に入ってきやすいし分かりやすいのも納得できます。
ですが最近は、上記のような問題は調べればすぐ出てきますし、ご存知の患者様も多いです。
故に、施術者はそこから一歩上の説明が必要になってくるのです。
それでは解説していきます。
そもそもなんで吐き気は起こるのか、ですが
生命活動を維持する反射中枢が「延髄」というところにたくさんあるのですが、その中の1つに「嘔吐反射中枢」があります。
そこを刺激されると「吐き気」を催し、ひどくなると嘔吐という流れになります。
ちなみに燃える闘魂でおなじみ故アントニオ猪木の「延髄斬り」がありますが、その延髄です。
延髄の嘔吐反射中枢が刺激されると吐き気を催すということが分かったので、次は筋肉に移りたいと思います。
肩こりの代表格となる筋肉は「僧帽筋」です。
フランシスコ会やドミニコ会の修道服のフードに似ている形をしているので、ラテン語やドイツ語の「頭巾」からの訳で僧帽筋になったそうです。
そして僧帽筋を支配している神経は、脳神経の11番目「副神経」
ちなみに絵描きさんがよく描かかれる「胸鎖乳突筋」も副神経に支配されています☟
その副神経は、延髄から始まっています
!?
繋がった!!
肩こり
↓
副神経刺激
↓
延髄刺激
↓
吐き気
というフローになりました!
こうやって繋がりで覚えると面白いですね^^
なので僧帽筋が硬くならないように、時々肩のすくみ動作とか、肩と耳に受話器を挟むような動きとかをしてもらえれば。
温熱療法もOKです
動かさないとかたまる一方ですよ~。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
鍼灸マッサージ院POWER
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